海部 俊樹氏 (衆議院議員・日本ティーボール協会会長)
 今日は外では雪が降っております。真っ白になっております。今の世の中、大きな声では言いませんが
あまり見られたくないもの、聞かれたくない話、色々ございます。そういったものを真っ白に埋めたところ
で、真っ白な環境の中で、今日できるこの野球塾というのがすばらしいものに、日本の将来の心をきちっ
と作り上げていく一つの縁になればいい、私はそんなことを心から念願をしています。
 ティーボール協会ができる当初、頑張ってやってほしいと言われましたが、私は早稲田大学の頃から
演説ばかりやっておって、野球のほうはせいぜい今も白状したのですが、荒川さんの名前とか長嶋さん
の名前とか王さんとかはわかりますけれども、大学の運動部とか野球のほうのことはさっぱり知らなかっ
たのにいかなる加減か文部大臣を二度やって始球式を二度やりにいったら、ボールが届いたのです。
高さのことは言わないでください。届いたのですよ。届けば素晴らしい、届けばいい、ということでいかにも
野球ができるように思われて、吉村さんが「ティーボール協会作るから一つ協力してほしい。」説明が気に
入りました。素晴らしいプロ野球の選手に育てようと思っても、小学校や中学校の低学年の選手に力いっ
ぱい投球練習をさせると肩がだめになってしまう、いや、だめになってしまうではなくてだめになるといけな
いからということです。それで私はそれならいいことだ、とそう思いました。と同時に、最近私はよく敬老会
に行きますけれども敬老会へ行くと「ゲートボールは面白くない。もうちょっと高いレベルのいろんな競技が
できるように海部さんやってくれよ。」とそういう陳情もあります。私はそこでこの間も話したのですが、
ティーボールというのはゲートボールよりも置く位置が高いだけ高度なプレイができる。そして来る人が必
ず打てるわけですよ。そしてピッチャーがいらないですから。ピッチャーの方はごめんなさい。ピッチャー
のいらない野球なんていうのは考えられないことなのですから、それがどんどん伸びるように念願しており
ます。
 荒川さんの今日までのご尽力とご努力と、一緒になってやってやろうといってくださる皆さん方のご理解
とご厚意に心から感謝を申し上げます。特に長嶋、王という二人は我々の学生の頃から何十年と日本の
憧れであり、日本のリーダーであり、イニシアチブを持ってルールを守れる、精一杯力いっぱい頑張れる
こういうことを教えてくれた生きた教育の見本でありますから、私は文部大臣経験者として、文部省推薦
のお二人であるということを言っても過言でないと思います。どうぞみなさんそういう意味でこれからもご
理解をいただき、ティーボール、荒川塾、共々に栄えさせてくださるようにお願い申し上げてご挨拶に代
えさせていただきます。ありがとうございました。
(2001年1月20日)