1964年
5月29日
 稲川投手のボールを初回ライトスタンドに深々とホームランを放ち、これで59試合23ホームランとなった。
 初回からこの調子だと、今晩も2、3本ホームランが出るのではないかと思ったが、そんな上手いことばかりなかった。
 王自身も油断していたわけではないと思うが、それから全く調子が出ず、3打数1安打四球1個に終った。
 昼の多摩川の練習では上体にあまりにも力が入り過ぎていたのでその力を抜くことを注意した。
 どんなに大選手になっても王は自分の調子によって稽古に来るようになったことは、これからまだまだ進歩する過程にあるのでとても良いことだと思う。