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5月16日 | (対広島) |
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昼間のバットスイングは夜と違い鋭くはないが、ここ2、3日前より、ずっと良くなってきた。
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| 特に外角のスイングは素晴らしく、内角もこのくらい振れるようになったら完璧なのだが。
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| 内角球が外角球のように振れることで私は何もコーチするところがなくなるかもしれない。
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| そのくらい外角球を振るのが上手いのである。相手投手は内角球を投げればみな、ホームランにされると思っているのが、これは逆である。
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| もし近めばかり投げてくる投手が出てきたら、王は必ずフォームを崩すときがあると思う。
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| またそれによって一時大きなスランプになることもある。
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| このように内角打ちは難しく、打ってもファウルになる恐れがあるので、なおさら厄介だ。
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| それともうひとつは昨日の打撃練習で田中投手のインターバルが早いこともあったが、バックスイングの際に一瞬時溜まらないのが悪かった。これは投手のモーションに対して、もう少し早めにタイミングを取る必要がある。
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| また、スタンスが少し広めになったので、足を上げたときにバランスを崩す恐れがあるので少し狭めるようにと注意した。
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| ゲームになって初回は敬遠であった。二回目は左投手の大羽でツースリーまでチップばかりでちょっと調子が悪かった。
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| なぜ悪かったというと、スライダーを真っすぐのボールのつもりで打つとボールが曲るので、腰の回転が早く回りすぎてファウルになってしまった。
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| これはボールに対して腰が追いつけないからチップするので、もうひとつ残せば打てるのにと思って見ていた。
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| 最後のボールを見事に捕らえて、ライトスタンドへ19号を放った。この当たりも軽くちょこんとバットが出ただけで本人もあれほど飛ぶとは思わなかったらしい。
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| スライダーもカーブと同じで、ちょっと腰が溜まれば打てるのだが、その溜めることがなかなか出来ないのである。三回目はノースリーからスライダーを引っ掛けて凡ゴロになった。四回目のノースリーのときには打たせてもらえなかった。
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| 結局四球2個と2打数ホームラン1本で終った。
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| 試合後すぐバットスイングに来たが、試合のあとのスイングはとても鋭く、本当にしっくりしていた。
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| 特に今日は欠点も言うところもなく見事だった。
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| なにしろゲームで調子も良く、ここのところ相当バットを振り込んでいるにもかかわらず、すぐバットを振りに来る気持ちが立派だ。
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| この気持ちがあるうちはまだ上手くなる。
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| 今晩内角の打ち方を教えた。今までは普通のステップで打っていたのをもうひとつ高度な打ち方を薦めた。
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| それは一本足になっていざ打つ瞬間にステップのことを考えず、左足とへそとバットを一瞬のうちに結ぶのでこれが出来ると今までより10センチから20センチくらいステップが縮まり、それだけ力も加わり、腰のひねりが早くなるので今まで打てなかったボールでも打てるようになる。なぜ早く教えなかったのかというと、まだそこまで技術が進んでいなかったのである。
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| 王は日に日に上手くなっていく。
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| 今日の調子でいくと、四番打者でも三冠王になれるような気がする。
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