1964年
4月22日
 昨日に続き、今日もバットスイングに家に立ち寄った。
 後楽園では、落ち着いてバットスイングを見てやれないからいつも家で見ることにしている。
 王の場合、今年が三年目なので家でのスイングは誰よりも厳しい指導をする。
 王自身も当たりが出て来たので、自分のフォームを固めたいと言って一生懸命通ってくる。
 この意気があるから高打率をあげられるのだと思う。
 このごろの王は本当に欲が出て、自分自身に対しても厳しく、三冠王を取るまではと思って
良い意味での長嶋のライバルである。
 これからも王、長嶋という2人は良きライバルであり、本当の意味での名勝負物語になる。
 ゲームになって二塁打は出たが当たりそのものは良くなかった。
 だが、ヒットが出るのだから強みだ。最後の打席で変化球を打ったときにタイミングを外さ
れた瞬間に肉離れを起こし、明日からの出場が危ぶまれる。